こんにちは、東京都世田谷区で植木屋をやっている沼山造園の沼山です。
22歳に就職した造園会社に数年働いた後に独立して、かれこれ10年ほど個人で植木屋として活動しています。
独立したばかりの頃は、仕事を回してくれる元請けや、お客様がいない状態からのスタートでした。
何をしたらお客様を増やすことができるのか、、色々な集客方法を試してみた結果、結果が出たものもあれば、まったく結果に繋がらなかったものもあります。
もし、今あなたが植木屋/造園業で、時間・お金をムダにせず成果に繋がる方法を探しているなら、これからお伝えする4つの方法を参考にしてみてください。
実際に私が行ってきて、成果が出た集客方法です。
ちなみに、この方法のおかげで、現在は、インターネットからは年間180件、チラシからは60件ほど新規見積依頼が来るようになり、売り上げを安定させることができるようになりました。
もしあなたが、、、
「お庭を大切にしているお客様を集めて、事業を安定させていきたい」
「会社/元請けに拘束されない働き方を実現させたい」
と考えているなら、これからお伝えすることを実践してもらえれば、集客に困ることがなくなり、より自分らしく働けるようになることをお約束します。
集客をやらないなら独立はするな
建設業界で倒産ラッシュが起きてるのをご存知ですか?
2023年には、1963件の建設会社が倒産しています。
引用先:東京商互リサーチ
https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1198295_1527.html
原因は、「人手不足」や「資材高騰」と言われていますが、7割の会社が「受注不振」が理由で倒産しています。
つまり、ほとんどの会社は、お客様から仕事を取ることができなくて会社を続けることが出来なくなった、ということ。
スキルや有能な部下がいても、仕事がなければ会社はカンタンに潰れます。
なので、あなたがこれから独立して個人で植木屋をやっていく上で、お客様から仕事を取る力、「集客力」が必ず必要です。
集客力がないと、単価が低く、働く時間は会社員のままだったり、元請けや紹介の人の顔色を伺いながら、常に不安や不満を抱えて、肉体的にも精神的にも辛い思いをしてしまう。
集客さえできれば、人間関係やムダな時間を使うことがなくなり、負担がグッと減ります。
実際に、集客ができるようになったおかげで私の生活はこのように変化しました。
営業をしなくなった
独立をした当初はもちろん一切仕事はありませんでした。
何もしてなくてもお客さんから連絡がくると思っていたからです。ですが一切連絡がなく、営業をするようになりました。顔も名前も知らない人の家にいき、表札を見てインターホンを押し、9割ほど無視をされるか、怒られるなどの対応をされたのを覚えています。
時間と労力に似合わずお客さんになってくれた方は2件ほどだけだったと思います。
集客をするようになってからは営業は一切しなくなりました。
朝早く起きる必要がなくなった
造園会社に就職していた時は、7時に出社なので、朝6時に起きていました。
私は朝苦手なので、朝が早いと言うのは、とても大変でした。
現在は、私のお客様の大体が同じ区に住んでいるので、8時過ぎに起きて、15分ほど準備してお客様のご自宅に向かっています。
朝2時間の違いは結構大きくて、前の日に飲みに行ってもしっかり睡眠時間が取れるので、以前より楽しくお酒を飲めるようになりました。
仕事が終わればすぐに家に帰れる
会社に就職していたり、一人工で仕事をもらっている場合だと、早く作業が終わっても現場から離れることは出来ませんよね。
私は、このような時間をとてもストレスに感じるので、作業が終わればスグに家に帰るか、御見積に伺います。
早くお庭を綺麗にしてほしいと思っているお客様には、喜んでもらえて、私は自分のやりたいことに時間が使えるので時間をムダにすることが無くなりました。
価値観の合うお客様と繋がれた
独立して、集客できるようになって良かったと思えるのが、私に仕事を依頼してくれるお客様は良い人が多いことです。
お庭を大切にしていて、気遣いができて、思いやりのある方が多いんですよね。
造園会社に就職していた時は、道路の木をバタバタ切っていくだけなので、お客様に感謝されることはなかったので、昔より仕事にやりがいを感じます。
では次に、私が集客をするために何をやったのかを具体的にお伝えしていきますね。
植木屋にオススメの4つの集客方法
ここからは、実際に私が集客するために行った方法お伝えしていきます。
私がやったことは、主にこの4つです。
1.チラシ
2.Googleビジネスプロフィール
3.ホームページ
4Youtube
一つずつ、詳しく見ていきましょう。
(1)チラシ(オフラインユーザー)
まず1つ目は、チラシを使った集客方法です。チラシはインターネットなどを利用しないオフラインユーザーにマッチしやすいです。
私が独立して、初めてお問い合わせが来たのは、チラシからでした。
当時、神奈川県川崎市に住んでいて、市内に1万枚のチラシを巻いたところ、80代の女性から
「お庭を見てほしい」
と電話で相談依頼が来て、その流れでお見積もりを作成しました。
金額に納得してもらえたので、作業に入らせていただき、今も付き合いがある方です。
高齢の方やWebが苦手な方は、チラシで情報を得ているので、独立したばかりでまだ実績がない状態のときでも仕事の依頼が来るので、チラシはおすすめの集客方法です。
チラシを使った集客については、別記事で詳しく説明しているので、興味のある方は1度目を通してみてください。
→植木屋のための集客チラシの作り方!個人宅から仕事の依頼が来るチラシとは
(2)ホームページ(SEO対策)
2つ目は、ホームページを使った集客方法です。
現代のビジネスでは、ウェブサイトは名刺以上の役割を果たします。まず、自社のホームページが検索エンジンで上位表示されるように、適切なSEO対策を施すことが重要です。
- 「植木屋 地域名」
- 「作業名 地域名」
このようなSEO対策が必要になります
現在、このような対策を行ったところ私のところには毎月15件の無料相談・お見積もり依頼が来ていますが、8割ほどはホームページからです。多いときは30件ほど問い合わせがきます。
※地域によって獲得できる件数は変わります。
ホームページを見て依頼してくる方は、
お客様から直接依頼されることもありますが、依頼者の娘さんや、お孫さんが連絡をくれるパターンも結構あります。
両親が高齢なので、代わりにネットで検索して、連絡が来る流れですね。
他には、チラシを見た方が、「この植木屋さんに依頼しても大丈夫なのかな?」と思った方が、ホームページを見てから、
「ホームページを見て信頼できそうだったので沼山さんに連絡しました」
と言われることは多いので、チラシの反応率を上げる役目にもなっています。
個人・会社でやって行くのであれば、ホームページがあった方が信頼を得やすく、集客力もあるので必ず持っておきましょう。
また、ホームページには施工事例やビフォーアフターの写真、顧客の声を掲載し、信頼性を高めましょう。特に地域密着型のビジネスの場合、地元のキーワードをしっかり取り入れることが重要です。
ホームページを使った集客についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
→週一回の更新でOK!植木屋・造園業のための集客できるホームページの作り方
(3)Googleビジネスプロフィール(MEO)
3つ目は、Googleビジネスプロフィールです。MEOなんて呼ばれたりします。
Googleビジネスプロフィールとは、マップで検索した時にお店の情報が出てくるGoogleが無料で提供しているサービスです。
あなたも一度は使ったことがあるんじゃないかな。
Googleビジネスプロフィールは、先ほど紹介したチラシやホームページと違い、無料で始められます。
登録した住所の近くに住んでいる人が、植木屋と検索した時にGoogleで表示されるようになるので、ぜひ活用しましょう
登録方法や、集客力を上げるコツなどは、こちらの記事でお伝えしているので、こちらの記事もぜひご覧ください。
→植木屋のためのGoogleビジネスプロフィールの始め方
(4)Youtube(SNS)
4つめはYoutubeです。YoutubeなどのSNSですね。、視覚的なコンテンツと相性が良い植木屋にとって強力なツールです。日々の作業風景や、美しい庭のデザイン、植物に関する豆知識をシェアすることで、興味を引くことができます。
植木屋であればYoutube、造園業であればInstagramやTikTokなどがおススメです。
仕事の出来を見てもらい、同じ仕事を頼みたいと思ってもらうツールになります。今なら携帯でも動画を撮れるので簡単に投稿できます。
登録方法や、集客力を上げるコツなどは、こちらの記事でお伝えしているので、こちらの記事もぜひご覧ください。
→植木屋のためのYoutubeの始め方
成果が出る集客の始め方
4つの集客方法をお伝えしましたが、何からどのように手をつけたら良いのか、もしあなたが迷っているなら、
この4ステップから始めることをオススメします。
- ホームページ
- Googleビジネスプロフィール
- チラシ
- Youtube
まずはホームページを作ります。
なぜ、ホームページが最初なのかと言うと、、、
ホームページ集客は成果が出るのに早くても6ヶ月〜12ヶ月の時間がかかります。
ここで詳しく話してしまうと長くなってしまうので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
→ホームページの上位表示とは
端的に言うと、まずはホームページで土台を作っておいて、ホームページで集客できない期間中は、チラシを配って新規のお客様を集めます。
ここで大切なのは、チラシから来てくれたお客様に、お客様の声(アンケート)を取って、これをホームページに載せて、ホームページを作り込んでいくことを同時に進めていくことです。
ホームページやGoogleビジネスプロフィールといったネット集客は、『お客様の声』といった第三者からの評価がとても重要になります。
これらが集まってくれば、集客力は上がっていくので、最初はチラシに重点を置いて、あとの2つを一緒に育てていく感覚で取り組みましょう。
お仕事がくればお仕事の写真や動画を撮れるのでYoutubeなどにあげていきます。Youtubeは無料です。
リスクを抑えて、しっかり集客力を上げていくなら、このやり方をオススメします。
もし私がまたゼロから始めることになるなら、この流れで集客をやっていきます。
急いで集客したい方にオススメの集客方法
今すぐお客さんが欲しいという方もいると思います。チラシも配布すれば当日に連絡がくるくらいの集客方法ですが、これ以外にも早くお客さんから連絡がくる集客方法はあります。
それはインターネット広告です。
インターネット広告は様々な種類がありますが、google広告が一番わかりやすいです。google広告の中にも種類があり次の3つがおススメです。
- 検索広告(GSA)
- ディスプレイ広告(GDN)
- P-MAXキャンペーン
簡単に説明していきます。
検索広告(GSA)
検索エンジンの検索結果にユーザーが検索したキーワード(検索語句)に連動して掲載される広告のことをいいます。
ディスプレイ広告(GDN)
ディスプレイ広告(GDN)とは、Googleと提携しているニュースサイトやブログ、Gmail、YouTubeなどの200万以上のウェブサイトやアプリに広告を配信できるGoogle広告のサービスです。GDNは「Googleディスプレイネットワーク」の略で、アドネットワークと呼ばれる複数のメディアに同時に広告を配信する仕組みです。
画像や動画、テキストなどを組み合わせたバナーで表示されることが多く、バナー広告とも呼ばれます。ユーザーの興味、検索履歴、訪問したウェブサイトなど、さまざまな要素に基づいてターゲティングを行うことができ、見込み顧客へのリーチを拡大することができます。
P-MAXキャンペーン
P-MAXキャンペーンは本当にすごいです。
Google の AI による自動化機能を取り入れた P-Max なら、多彩な広告チャネルと広告枠を使って 1 つのキャンペーン内で成果を高めることができます。
検索広告(GSA)とディスプレイ広告(GDN)を両方兼ね備え、世界のGoogleのAIが機械学習によって配信を最適化するため、ターゲティング精度が高くなり、成果が出やすいという特徴があります。
インターネット広告の注意点
インターネット広告の注意点は費用がかかり、設定や運用が難しいことです。
設定を間違えると費用が膨大にかかったり、集客がぜんぜんできないことがあり成果がでないことがあります。十分な知識をもったうえで広告をするか広告運用をできる人に任せることがいいでしょう。
【まとめ】
繰り返しになりますが、
・お庭を大切にしているお客様を集めて、事業を安定させていきたい
・会社/元請けに拘束されない働き方を実現させたい
と思っているなら集客は必ずできるようになる必要があります。
集客ができないと、請け負い単価は低いのに、働く時間は会社員のままだったり、元請けや紹介の人の顔色を伺いながら、常に不安や不満を抱えることになってしまいます。
これだと独立しても、会社にいるのと変わらないか、もっと悲惨です。
こうならないためにも、今回お伝えした4つの集客方法
- ホームページ
- Googleビジネスプロフィール
- チラシ
- Youtube
これらを、ぜひ実践してみてください。
急いでいる方はインターネット広告も必要になります。
自分で集客できれば、「なんでもっと早く独立しなかったんだ!」と思うほど生活は変わりますよ。
集客の大切さを理解してから、集客を行うことで結果がついてくるので、この記事を繰り返し読んで、落とし込んでいってください。
植木屋の集客には、オンラインとオフラインのバランスが重要です。SEO対策やSNSの活用、Googleビジネスプロフィールなどのデジタル手法に加え、地域密着のチラシ配布や口コミを活かした紹介プログラムも取り入れることで、幅広い顧客層にアプローチできます。継続的に工夫を凝らし、地域に愛される植木屋を目指しましょう。
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現場に出ていることがほとんどで、多くの人は対応できないので、毎月3名さま(残り1名)限定になります。
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